KM_Culture

Abstract#

今勉強しているここはUS、しかし、自分の働く場所はJAPAN。比較をせねば。自分の勉強している学部は、驚くほど日本人がいません。実は一人もあったことがないのです。でも授業では日本の話がよく出ます。アメリカは、日本の企業のいいところ、悪いところをよく研究しているように見えます。では、実際に日本にいた立場からみるとそれはどうなのか。きちんと答えられれば、クラスへの貢献になるので、がんばります。ということで、ここでは、日米の文化的な比較をし、その結果得た知識を載せたいと思います。

What's new!?#

Topic#

  • 離職率の差
大学にいると、アメリカは、組織への帰属意識が低く、転々と会社を変え、キャリアアップしていくのが当たり前という空気を感じます。それって普通なのか!?その比較検証をやっているような論文ないかな。すごくありそうなんだけど。。。。ということで、今後もう少し調べてみます。

結構、終身雇用が90年代から崩れているという論文がある。どうなんだろう。

もしかしてそう思うのは、自分がそういう環境にいるからか。今もなんだかんだいって、現状アメリカより日本の方が離職率が低いというデータがほしい!

これはどうかな。1993年時点のOECDによる調査では、アメリカが平均勤続年数7年弱なのに対し、日本は、11年弱([OECD 1993], 120*24)
[#1]
  • オフィス環境
日本では、役員を除き、大きな部屋にみんないることが多いです([Alston 2005], 86)。アメリカは小さな部屋に分かれます。日本の方が、情報共有しやすい半面、アメリカは、ここの仕事に集中しやすいという利点があります。KM的には日本の方がいいと思っています。ただ、その情報共有はグループの中に限られ、グループ間での情報共有は、また別の問題ですが。
  • 意思決定システム
日本では、意思決定は、個人によって行われることは少ない。ミドルクラスのマネージャーから始まり、関係する人全員に回る([Genzberger 1994], 159)。いいところは、意思決定プロセスをたくさんの人で共有できること。悪いところは遅いこと。Flexibleじゃないこと。動きが早くなりつつある現在の経済では、Disadvantageが強調されるかもしれませんが。ただ、現在意思決定プロセスを早くするため、組織構成が、既存の階層型組織なものだけでなく、柔軟な意思決定のしやすい(はずの)プロジェクト型組織を取り入れるところも増えている。KMの出番のはずです。

そのうちつなげたいキーワード#

「ハイコンテクスト」「ローコンテクスト」「あうんの呼吸」「以心伝心」「相手は自分の言うことを理解してくれるはずだ」

Reference#

  1. [#1]Organisation for Economic Co*operation and Development. "OECD Employment Outlook." (1993], http://www.oecd.org/dataoecd/59/21/2485433.pdf
  2. [#2]Alston, P. John. 2005. Japanese Business Culture and Practices: A Guide to Twenty*First Century Japanese Business. iUniverse, Inc.
  3. [#3]Genzberger, Christine. 1994. Japan business : The portable encyclopedia for doing business with japan. World trade press country business guides. San Rafael, Calif., USA: World Trade Press.