Car

Abstract#

ZIPCARとは、アメリカ各地で広がっているカーシェアリングシステムのことで、一種の気楽なレンタカーのようなものです。年会費が25ドル、で会員になっていると、好きな時にその辺に駐車してあるZIPCARというラベルの貼ってある車をネットで時間単位で予約して、使うことができます。生活スタイルにもよりますが、都会暮らしで、あまり車を使う頻度が多くない人には、ひとつの大きな選択肢ではないかと思いました。

Topic#

  • 会員になるには
運転マナーが悪く、いつも事故を起こしているようなドライバーは別ですが、会員になるのは簡単です。会員になるには、日本からネットで申し込むことができます。日本の免許でも、会員になることができますが、いくつか条件があって、その中にこれまでの事故歴も含まれます。自分の場合は、[自動車安全運転センター>http://www.jsdc.or.jp/]]というところで英文の証明書を発行してもらい、それをスキャナーで読み込んで送りました。送って数時間後に会員として承認されたというメールが来ました。会員になれば、ZIPCARDというカードを手に入れることができます。自分の場合は、渡米の日に近かったので、日本に送ってもらうことをせず、直接DCで受け取ることにしました。
  • 利用料金は?
年会費が25ドルとは別になりますが、ZIPCARの利用料金は、1時間当たり10ドルから20ドルくらいで、車種によって少し違ってきます。この中には、燃料費も保険代も含まれています。うーん、お得な気がします。ただ、数日連続で借りるなどするとすぐに結構な値段になるので、時間単位で少しづつ利用する人にお勧めということになります。
  • 使ってみると。。。
2008年9月13日に初めてZIPCARを使ってみました。最初は、どこに止めてあるかがわからず、数十分ロスしてしまいましたが、見つけると、車の正面から見て右上のフロントガラスにカードの受信機器があり、そこにカードをかざすと、鍵の開け閉めができます。車のカギ自体は、中に刺さっていて、カードでドアを開けるとすぐに運転を開始することができます。とても便利だと思いました。空いている車とその場所は、ネットで簡単に探すことができます。なかなかWEBシステムも洗練されていて、細かい時間変更も利用する数時間前までネットで可能で、GoogleMapとも連携されていたり、GPSとも連携していて、今車がどこにあるか、探せるようになっているそうです。ITをうまく利用したビジネスモデルですね。
  • 使ってみると。。。(その2)
2008年9月14日に使いましたが、その際、返す時に燃料が少なくなりつつありました。利用のルールの一つとして、返す際燃料が残り4分の1以下であれば、燃料を満タンにして返す必要があります。上で記述したとおり、燃料は、利用料金に含まれています。面白いことに車の中にZIPCARの燃料専用のクレジットカードが入っており、それを使って普通のガソリンスタンドで給油します。ちょうどガソリンを入れないといけないタイミングに当たってしまうと、ほんの少しだけ面倒ですが、まあ、面白い仕組みだと思います。

ちなみに別の話になりますが、ZIPCARは返却時間がかなりシビアです。時間単位で借りられることもあり、自分が使ったすぐ後に別の人が使う可能性があります。返却が少しでも遅れると、その人に迷惑がかかります。なので、返却時間に遅れると、罰金なるものを払わないといけませんし、3回やってしまうと、会員資格を取り消される可能性もあります。しかし、今日渋滞に巻き込まれたのですが、その時は仕方ないような。。。返却時間が遅れそうなときは、とにかく連絡することが重要なようです。