Abstract#
GNSSの応用としての道路課金、Road Charging、またはRoad Pricingについて、調べたいと思います。Topic#
日本では#
- MHIががんばってます
MHIがシンガポールで、ERPと呼ばれる道路課金システムを請け負っています。次世代として衛星測位を使う課金システムの構築を進めているようです[1]。 |
欧州では#
GNSS ADOPTION FOR ROAD USER CHARGING IN EUROPE[2]という文書を公開しています。内容を解読します。- どこで道路課金にGNSSが使われているか?
2015年時点でドイツ、ハンガリー、スロバキア、スイス、ロシアがHeavy Goods Vehicle(HGV)のETCで使っている([GSA2018], p21) |
- ロシアでは
2015年から使用を開始。Ministry of Transportationでは、Platon RUCと呼ばれるシステムを12トン以上のHGVで使用。 |
OBUは、GPS+GLONASSで動き、GSM/GPRSで情報を送信する([GSA2018], p29)。 |
ERA-GLONASSというeCallと同じような事故が起きたときに自動的に位置情報を送信するシステムがあり、2014年から運用がスタートしており、2017年以降全てのロシア国内の車に搭載を義務付けている。これが課金システムを含むITS関係活動のベースとして機能している([GSA2018], p41)。 |
Interests#
- すでにGNSSを使った道路課金を行っているのか否か
- 道路課金を行っている組織はどこか。政府か?民間か?
- 心配されているジャマーで使えなくなるなどないのか?
Reference#
- [#1]三菱重工機械システム, RUC/渋滞課金, http://www.mhims.co.jp/products/its/ruc/index.html
- [#2]GSA, 2015, GNSS ADOPTION FOR ROAD USER CHARGING IN EUROPE, https://www.gsa.europa.eu/system/files/documents/ruc-brochure.pdf