Space Development NASA

Abstract#

2008年10月28日にNASAのHQで開かれたカンファレンスに行ってきました。今年は、NASAができて50周年らしく、それに関連したイベントのようです。覚えているポイントを少し。ちなみに写真は、ログストン先生の発表時のものです。

Topic#

  • NASA誕生は、1958
  • Griffin長官!
生グリフィン長官をはじめてみました!
"Goal is expanding human's action":一番印象に残った言葉です。
最近難しいと思うこと:民主主義では、一貫した政策ベースの宇宙開発が難しいということ。妥協が多い。人々は、長期的な決断ができない。失敗が許されない。強いリーダシップが必要。(中国をうらやましく思っていたり!?)
ここ数十年の優先高:永続的な(Permanentな)月国際基地、火星、小惑星→全体として、国際協力がすごく重要と強調
Governmentの役割:安定したマーケットの提供(それには、ポリシーが必要)、技術開発、科学的な発見。民間と協力し、うまくリスクを分散させる。ScienceとNASAの関係について、たとえば、ISS利用実験は、NASAというより、Science側でやる話だ。NASAは、国際協力の枠組みや、実験環境の開発を実施する。などなど
  • Logsdon
"(Just) Survivability is not a compelling rational"。現実的に”人類の生存”だけでは、宇宙開発を進める上での説得力のある理由にならないようです。それはそうか。
”人々は宇宙に行きたいんだ!ただ、高い、リスキー(1.7%の死亡事故率)。”
”Science側のある人が言うところによると、「残念ながら、科学探査の観点から、人を宇宙に送るニーズはなく、Roverで十分である。」とのこと。”
”コロンビアボード(コロンビア事故調査委員会)で出た結論としては、「アメリカは、宇宙開発を続けるべきである!」だった。国としてのプライドも関係している。”
”ケネディーは、最初は、競争ではなく国際協力で宇宙開発を進めようとしたが、結局はソビエトとの競争という形になった。"そのほかの話題でも、ケネディーさんはよく出てきます。リーダーシップのある大統領ということで、宇宙開発の牽引という意味でも、かなり大きな影響を与えた人なのですね。
  • Public relations
"アメリカの国内で、NASAの予算は真っ先にCUTの対象になりやすい。国民の声(Vox populi)は、メディアによって作られる面がその逆より圧倒的に多い。公報でイメージをコントロールしていくことが重要。"NASAもこの点に苦労しているわけですね。
  • 歴代の長官の話
ゴールディンさんの評価がとても高い。なんかISSを救った男って感じでした。民主党がISSプログラムをつぶそうとしたらしく、それをなんとかしのいだ政治的手腕がすごかったとか。

Reference#

  1. http://history.nasa.gov/50thannnasaconf/index.html