Michael Griffin

Space Development

Abstract#

2008年12月11日にGWU国際関係学部(エリオット)にて開かれている米国宇宙政策の2008年秋最終講義にNASAのマイケルグリフィン長官がやってくるとのことで、授業に出てみました。

Topic#

特にカナダのロボットアームは、すでに我々にとってクリティカル、ヨーロッパ(ガリレオ)もロシア(Soyuz)も重要、日本(HTV)も。有人宇宙を成功させた中国もPotencialのあるパートナーだ、とのこと(グリフィンさん)。他国との協力の重要性をかなりアピールしていたように感じます。日本のHTVという名前がでてきたのもうれしかったです。

わりとロシア好き?シャトルの引退のあと、ロシアに依存してしまうという議論があるが、そんな議論は本当はしたくない。一緒に働いたことがあるが、非常にいい仲間だ(グリフィンさん)。とのこと。
大きく2つ。一つは、お金。もう一つは職員の技術力の低下。

まず、お金の話としては、1950年代から70年代までは、宇宙開発そのものが目的だった。以下に宇宙開発の最新技術を開発するかを追求できた。しかしその後は、商業化がテーマになってくる。確かに通信衛星、GPSのような例もあるが、コマーシャルは、最新の技術で動くわけではなく、それがもうかるかそうでないかで動く。どうしても宇宙開発を続けるお金の話は、心配ごととなる。

もう一つは、宇宙にも防衛にも言えることだが、政府の決断がコンサバになり、Systems Engineeringの能力が落ちてきている。政府機関として、契約をマネージメントする力が落ちつつあるのだ(グリフィンさん)。
とのことです。
Positiveに考えている。実行力のあるロードマップが描けていると思う。私は、お金と技術について、奇跡は起こらないと考えている。きちんとした裏付けのあるロードマップができていると思う。
宇宙開発は、人類の可能性を見つけること、未来の選択肢を作り出すことだ(グリフィンさん)。うんうん。
"I am an aerospace engineer!"と2,3回強調していたのが印象的。オバマさんへのTransitionチームの宇宙担当は、政策には強いが、技術的センスがないということを言っていたとのこと。