Systems Architecture, SE Standard, MDD

Abstract#

DoDAFは、代表的なシステムアーキテクチャーのフレームワークです。ここでは、DoDAFについて、知っておくべきと思ったことを書きます。

What's new?#

Topic#

  • DoDAFとは何か
ArchitectureをDevelopするためのガイドラインとのこと([DoD 2007a], ES*1)。

[Fig.1]に示すようにどうも大きく以下の3つのパートに分かれるらしい。

    • Product:実際に作る成果物だと思う
    • View:成果物を分けるカテゴリのようなものと解釈
    • Data:成果物を作るためのデータ、うーん、データというより情報と言った方がしっくりくるが

[#1]

Fig. 1 Architecture Framework Structure [1]

  • どう作るか([DoD 2007a], 2*2)
    1. とにかく使う目的を決める
    2. スコープを決める
    3. アーキテクチャーを作るにあたってどんなデータ(情報)が必要か調べる
    4. 必要なデータ(情報)を集める
    5. 集めたデータを分析する
    6. 結果を文書化(モデル化)する
[Fig. 2]に示すような、文書やモデルが成果物のイメージです。モデルには、UMLやDFDがよくつかわれます。

[#2]

Fig. 2 Major Product Relationships

  • [#3]DoDAFに書いてあることないこと
DoDAFは、Systems Architectureとして、何を作るべきか、それは、どういう情報を持っているべきかというアーキテクチャの記述に関する説明であり、そのアーキテクチャーをどう作るかというプロセスを定めているわけではない([Mittal 2006], 96)。具体的に情報をどう集めるかなどはないので、DoDAFがあれば、システムアーキテクチャを作れるというわけではないのです。作るには、自分もしくは自分の仲間が技術的な知識と経験をもっていることが必要です。

Reference#

  1. [#1]Department of Depense. 2007a. DoD Architecture Framework Version 1.5 Volume1. http://jitc.fhu.disa.mil/jitc_dri/pdfs/dodaf_v1v1.pdf
  2. [#2]Department of Depense. 2007b. DoD Architecture Framework Version 1.5 Volume2. http://www.defenselink.mil/cio*nii/docs/DoDAF_Volume_II.pdf
  3. [#3]Mittal, Saurabh. 2006. Extending DoDAF to allow DEVS*based modeling and simulation. Journal of Defense Modeling and Simulation 3, (2].