Space Development
Abstract#
2008年11月1日に
Anousheh Ansariという世界で初めて民間人として宇宙に行った女性が出てくるのレクチャーを聴きに行きました。ここではその時の概要を記録に残したいと思います。
Topic#
事前勉強#
- Who is she!?(彼女のwebサイトより)
企業家でIT・通信系の会社を経営していたみたいです。イラン出身で、10代のころ米国に家族とともに移住したそうです。GWU SEASで1992に電子工学のマスター取得。(先輩だ。。。)ISUで博士号取ってる。アメリカでIT・通信関係のベンチャーを立ち上げ成功、会社を売った時は、750億円相当の価値があったとか。また、彼女は、X Prizeの出資メンバーでもある。でソユーズロケットでISSに行ったらしい!すごーい。
レクチャーメモ#
レクチャーは、最初に記録映像を流し、その後、インタビューアー(I)がアンサリさん(A)にインタビューしていく形式。
- アメリカンドリーム
この偉業の達成はまさにアメリカンドリームですね(I)。
これは、人に平等に機会を与えるアメリカという社会とイランの教育で受けた知識のコラボレーションによる成果(イランの話を入れるところに母国への思いがにじむ)。アメリカは、やる気があれば、奨学金などを利用していくらでも教育が受けられるところがすばらしいとおもいます(A)。
- 民間からの初の女性宇宙飛行士
彼女は、とても稀有な人です。いままで宇宙に行ったことがある人は100程度。その中で政府からOfficialに行った人ではなく民間から自分でお金を払って宇宙に行った人は、6人だけ。その中で女性は彼女一人です。しかもイラン初の宇宙飛行士でもあります(I)。
- リスクと情熱
宇宙にいくことは、とてもリスクの高いことですが、どう自分自身でコントロールしたのでしょう(I)。
私は、ジェットコースターでさえ、苦手な人です。怖くはありません。なぜなら、宇宙への情熱があるから。それがたとえOne*way ticketでも行きます。(すごい。。。)
- イランという政治的側面(ポジティブニュース)
イランという政治的にセンシティブな国出身ということで何かありますか?たしか、イランとの通信も飛行中に行ったはず。(I)
まず、通信は、1国あたり2分づつと大変短かったので、一瞬で終わってしまった感じなので、特に。ただ、イラン政府から”Congulatuation”というお祝いの言葉もありました。また、びっくりしたのが、私のブログにたくさんの若いイラン人特に女性からたくさんのポジティブなメッセージが来たのには勇気づけられました。
- 人類は
未来の話として人類は他の惑星に行くと思いますか?
人類は、その方法を見つけないといけません。その方法を見つけないと我々の種は、なくなってしまいます。
Space tourismはビジネスチャンスを与えることに意味がある。民間のパワーで、コストをダウンする。コロニーを宇宙に作るにしても、輸送のコストが下がらないとなかなか実現できない。テクノロジーの発達の割に宇宙開発が進まないのはここに原因がある。政府の予算にはリミットがある。政府だけでは無理だ。政府と民間が協力し、イノベーションを起こさないといけない。(A)
- 変わったこと
飛んだ前と後で変わったことは?(I)
Innerとしては、とても視点がグローバルになったこと。いままでの国と国の話などがとても小さく感じるようになった。Outterとしては、人々の前で話す機会が増えた。この機会を使って、いろいろな人に私の経験、考えを伝えていきたい。(A)
- Soyuz
とてもスムーズだったという印象を持っている。振動も音も思っていたほどではなかった。ただ、帰りのLandingは、想像以上に怖かった。大気圏突入時は、周りがオレンジになり、フラッシュし、パラシュートの衝撃も意外とすごかった(A)。
- この機会をどう得たのか
Space Advantureという会社がアレンジした。あの時は20億円相当だった。今はたしか35億円相当だったと思う。シャトルの退役後、NASAも使うということで、機会の取り合いという意味で、値段が上がっているようだ。次の民間人としては、Microsoftの人が行くと思う。
その他感想など#
- 民間パワー
彼女が民間から宇宙に実際に行ってきた人ということで、今まで宇宙開発という分野は、リスクが高いので、特に研究開発の部分は、政府系が進めないといけないと思ってましたが、民間のパワーも含めて考えないといけないと感じさせられました。
- ソユーズ
実は、ソユーズの打ち上げや宇宙船の機体の映像を見たのは初めてでした。いままで名前と若干の形状しか知りませんでした(web)。スペースシャトルのような再利用可能な機体よりも、このような機体の方が効率的なのかな。中国の神舟もNASAのオライオンもそんなイメージ。
- 夜の航空宇宙博物館
そういえば、夜のAerospace博物館は初めてでしたが、ライトアップされた展示物がきれいでした。レクチャーには関係ありませんが。
Reference#
- http://www.anoushehansari.com/ (accessed Nov. 1, 2008)
- http://www.roscosmos.ru/Roket1Show.asp?Lang=ENG (accessed Nov. 2, 2008)